強迫性障害(強迫神経症)になる人は、
自分が強迫行為を繰り返してしまうことや治らないことにより
自分に腹が立ったり、自分を責めてしまったり、
自己嫌悪に陥ってしまう人も少なくありません。

強迫性障害 自己嫌悪

今回は強迫性障害と自己嫌悪について書きます。

自己嫌悪になることは強迫性障害にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

 

自己嫌悪が強迫性障害を悪化させる

一言で言ってしまえば自己嫌悪は強迫性障害を悪化させる原因となります。

強迫性障害だけでなくうつ病などの精神病になる人は、
多くの人が自己嫌悪になるのですが、それがかえって症状を悪化させます。

強迫性障害になると不安も多いと思いますが、
さらに自己嫌悪になると余計に気持ちが滅入ってしまいます。

「こんなことを治せないなんて」

「精神病になるなんて情けない」

などこのように考えて自分を責めてしまう人が多いのですが、
病気なのですから仕方のない部分も多いのです。

自己嫌悪になることはやめるようにしましょう。

 

強迫性障害を病気と理解すること

強迫性障害により自己嫌悪になる人には、
病気として理解していて治療をしているのに治らないので、
なかなか治せないで自己嫌悪になる人もいますが、

「自分は病気ではない」

と考えて自己嫌悪になる人も多いです。

「気も持ちようで脱出できる」とか「精神的に弱い部分があるからこうなる」
というように間違った考えを持っているのです。

そういった人に有りがちなのは

「精神科の病院なんかに行くわけにいかない」

というように病院で受診しようとしません。

「自分の精神力で脱出できる」と考えてしまい治らないので、
「脱出できない自分が情けない」という感じに自己嫌悪に陥ってしまい、
それによりさらに強迫性障害が重症化していく悪循環です。

まずは強迫性障害という病気と理解することが大事です。

 

治療することで強迫性障害を治すこと

強迫性障害は病気なのですから気の持ちようだけでは治らないものです。

さらに、治療によっても効果には個人差があるので、
治療を続けてもなかなか治らないという場合もあります。

それは仕方のないことであり、強迫性障害が治らないことで
自分を責めること、自己嫌悪になる必要もありません。

治るまで自分に合う治療法に出会えるまで根気強く治療を続けていきましょう。

強迫性障害を自分で治す

きっと強迫性障害を治すことができるはずです。
悪いのは病気であり自分ではないという考え方も大事ですよ^^