今回は強迫性障害が治った体験談を紹介します。

不潔恐怖・洗浄強迫の症状に悩まされた
20代前半の女性のエピソードです。

その女性をMさんとして話を進めていきます。
Mさんは女子大生で実家暮らし、両親と一緒に暮らしていました。

強迫性障害になったきっかけ

Mさんが強迫性障害(強迫神経症)になったきっかけは猫を飼い始めたことでした。

不潔恐怖症が治った

子猫がいつの間にか庭に住み着いていたのです!しかも2匹です。
どうやら兄弟のようで誰かが捨てた猫が住み着いてしまったようです。

見つけた時は2匹ともやせ細っていて餌をあげて、
親戚など飼い主になってくれる人を探したのですが見つかれず・・・
なんやかんやで突然猫を2匹飼うことになりました。

思いもよらず猫を飼うことになったMさんの家族でしたが、
2匹ともとても可愛く家族全員が猫に溺愛していました。

しかし、猫を飼い始めたきっかけで今後
Mさんが強迫性障害に悩まされることになったのです。

猫の寄生虫により不潔恐怖症に

ある朝、Mさんの母親が猫の異変に気付きました。
猫の肛門から寄生虫(サナダ虫の仲間)がぶら下がっていたのです!

動物病院で診断してもらったところ、
2匹とも体内に寄生虫が住み着いていることが分かりました。
庭で生活していた頃にカエルなど虫を食べて寄生したのだろうということでした。

Mさんはそのことを母に聞くと恐怖を感じたとのことです。

寄生虫を退治するには定期的に注射を打つ必要があり、
猫に寄生虫が完全にいなくなるまでは1ヶ月以上はかかるとのことで、

糞が直接体内に入らない限り人間には寄生しない、
と病院の先生は言っていたのですが・・・

それ以降Mさんは不潔恐怖症と洗浄強迫に悩まされます。

猫が触れた場所に除菌スプレーや除菌ペーパーを小まめに使い、
猫に触ったら念入りに手を洗います。
元々潔癖症だったMさんですがエスカレートしていきました。

その時すでに猫はMさんに懐いていたので、
すぐに猫はMさんの所にすり寄ってくるようになっていたのですが、
寄生虫がいる前はとても可愛く感じた猫が少し怖く感じるようになりました。
できれば近くに寄らないでとさえ感じたのです。

Mさんはそんな自分が嫌になったのですがどうしても寄生虫のことが気になり、
恐怖を感じ洗浄せずにはいられない洗浄強迫に襲われてしまいました。

それがまだ強迫性障害だとは気付いていません。
猫に寄生虫がいなくなれば治まるだろうと考えていました。

家族も異常と考え強迫性障害と認識

しかし、2ヵ月以上経ち病院の先生に
「寄生虫はもう大丈夫」と診断されてからも
Mさんの不潔恐怖と洗浄強迫は続きました。

むしろ強迫性障害はエスカレート(重症化)していきました!

例えば、時々猫がMさんの部屋に入ってしまう時があったのですが、
猫が部屋に入ってしまうと寝具を全て取り替えないと気になって夜眠れません。

そして、猫に触れると自分も着替えないと落ち着かず、
除菌スプレーや除菌ペーパーを使う頻度、手を洗う頻度も異常です。
猫に直接触れなくても猫が触ったであろうものに触れると
手を洗わずにはいられなくなり、猫が触れた物はすぐ除菌します。

猫がトイレ(猫用)に入ったことを確認すれば、すぐに糞を片付け、
猫の体を猫用のウォッシュタオルで丁寧に拭きます。

Mさん本人も異常である自覚がありましたし、
家族も前から病的であると感じていました。

生活にも支障が出ていてMさんも洗浄行為を止めたかったのですが、
自分で分かっていてもやめることができませんでした。

家族も巻き込み両親にも除菌を徹底させ、
時々家族に抑止され口論になることもありました。

そして、母親の勧めで精神科の病院で受診したところ、
Mさんは強迫性障害と診断されました。

薬物療法を続けても治らない

それからMさんは病院による強迫性障害の治療を続けました。
薬を飲む薬物療法が主です。認知行動療法も行いました。

しかしSSRIなどの薬を飲み続けたり、認知行動療法を行っても
Mさんはなかなか強迫性障害が治らなかったのです。

2ヶ月以上は治療を続けましたが、
まだMさんの不潔恐怖や洗浄強迫は消えませんでした。

効果は多少感じましたが期待したほどの効果ではなかったのです。

強迫性障害を自分で治す

病院での治療で強迫性障害が治らなかったMさんは、
他に治す方法がないか?病院で治らなかった人はどうしているのか?
をインターネットで調べました。

カウンセリングが一般的だったのですが、Mさんが住む地域には
カウンセリング施設が近くになく通うのは難しそうでした。

そこで見つけたのが強迫性障害を自分で治す方法である
本田式強迫性障害改善プログラム「リカバリーマインドメソッド」でした。

口コミで強迫性障害が治ったという体験談も多く、
Mさんはプログラムに取り組んでみることにしました。

そしてMさんはプログラムを2ヵ月近く続けることにより
強迫性障害を克服することができたのです!

不潔恐怖症を治す方法

現在は猫を可愛がることもできますし、
触れ合っても不潔恐怖や洗浄強迫も感じることはないそうです。

今回紹介したMさんのエピソードのように、
本田式強迫性障害改善プログラムにより
強迫性障害改善が完治した方は少なくありません。

>> 本田式強迫性障害改善プログラムの詳細

強迫性障害でお悩みの方は一度試してみてください。

強迫性障害が治った体験談