強迫性障害の症状は人によって違いますが、
加害恐怖も強迫性障害の症状に多い一つです。

加害恐怖 治った体験談

誰かを傷つけたのではないか?あるいは
傷つけてしまうのではないか?というような不安に襲われます。

傷つけることだけに限らず、犯罪を犯したのではないか?
相手に不利益や害を及ぼしたのではないか?など
どのように不安になり恐怖を感じるかは人によって違います。

問題は実際に加害を加えた事実も加える心配もないのに、
罪の意識や心配に悩まされてしまうということです。

強迫性障害は強迫観念と強迫行為が主な症状ですが、
加害に関しては強迫観念のほうが強い悩みになる傾向にあるようです。

もちろん人によっては強迫行為として確認行為を繰り返すことに
悩まされる場合もありますが、強迫観念(加害恐怖)により
常に不安だったり、恐怖によりしたい(するべき)行動が取れなく人が多いです。
一種の不安障害とも言えます。

加害恐怖に陥るきっかけは?

強迫性障害の加害恐怖を発症してしまうきっかけ、原因は

「不注意や事故により誰かに怪我をさせてしまった」
そのようなことがきっかけで加害恐怖が出始めることもありますが、
特に大きなきっかけがなかったり、あるいは自分では覚えがないこともあります。

自分自身が何かを起こしてしまった場合でなくても、
事故のニュースだったり、知人や家族の出来事などがきっかけになったり、
そういったことが積み重なることがきっけかになることも考えられます。

確認しても加害恐怖、不安が消えない

厄介なのは「自分は危害を与えていない」ということを何度確認しても、
加害恐怖や不安が消えることがないということです。

それどころか恐怖や不安がさらに大きくなってしまうこともあります。

強迫性障害 加害恐怖

消えたとしても確認した時の一瞬だけで、
「見落としているかもしれない」とか「気付かなかっただけかも」
というようにまたすぐに不安や恐怖に襲われてしまいます。

確認行為を繰り返すことで時間を浪費してしまったり、
時間に遅れてしまうなど仕事や生活に支障が出てしまうこともあります。

または、加害を与えてしまうという恐怖や不安により、
車の運転ができなくなったり人ごみを歩けなくなるなど、
日常生活を普通に送ることが困難になってしまう人も多いです。

何もできなくなり引きこもりになるケースさえあるようです。

加害恐怖の強迫性障害が治った体験談

28歳男性のSさんは地方で働く営業マンで、
仕事で毎日自動車の運転をする必要がありました。

仕事では会社の営業車を運転し、自分の車に乗り通勤もするので、
自動車の運転はSさんにとって必須とも言えました。

しかし、一度不注意により車を他人の車に擦ってしまい、
それがきっかけで加害恐怖を感じるようになり強迫性障害となってしまいます。

最初は多少の不安と時々車をぶつけていないか確認する程度でしたが、
次第に加害恐怖と事故を起こしてしまうのではないか?という不安が大きくなっていき、
確認行為も頻度が増していき仕事に支障が出るようになりました。

出勤に遅刻したり先方との約束に遅刻することも増え、
Sさんはこのままでは会社をクビになるという危機に陥ってしまいました。

Sさんは最初はそれが強迫性障害という病気とは認識がなかったのですが、
症状が悪化するにつれ異常だと感じネットで調べて強迫性障害だと分かります。

そしてその時に解決策として見つけたのが
本田式強迫性障害改善プログラムという自分で取り組める治療法です。

本当は仕事を休職して治療に取り組みたかったSさんですが、
休職させてくれるほど会社に余裕がないことが分かっていたので、
どうにか病院に通わずに自力で強迫性障害を治そうと努力しました。

Sさんは本田式強迫性障害改善プログラムに取りくみ、
そして強迫性障害を治し仕事をクビになるピンチを乗り越えました。

今では加害恐怖に襲われることも必要以上の確認行為をすることもなく、
普通に車を運転することができるようになったとのことです。

強迫性障害になったら早いうちに病院で受診することが大事ですが、
既に重症化してしまっていたり、治療に専念できない事情がある場合は
Sさんのように自宅で出来る治療法に取り組むことも一つの解決法です。

>> 本田式強迫性障害改善プログラムの詳細はこちら

詳細ページにも体験談や強迫性障害が治ったエピソードが
紹介されているので一度ご覧になってみてください。

強迫性障害が治った 加害