強迫性障害は周りの人から理解されないことが多いです。

強迫性障害 理解されない

「この辛さを誰も分かってくれない」
と悩んでいる人も少なくないんじゃないかと思いますが、

なぜ強迫性障害は理解してもらえないのでしょうか?

 

強迫性障害の認識率が低い

まずは強迫性障害の認識率が低いというのがあると思います。

「強迫性障害」という病気自体を知らない人も多いですし、
知っていてもどんな病気なのかハッキリとは分からない人が殆どです。

つまり性格だと思われることが多く病気だと認識してもらえないので、
周りの人からすればただの迷惑としか見られないことも多いです。

 

精神病は甘えだと考えている人が多い

例えば強迫性障害ではなくうつ病であれば
一般の人の認識率もかなり高くなります。

しかし、例えそれが病気だと理解されたとしても
精神病の場合は「本人の甘え」と考えている人が多いようです。

つまり例え病気だとしても、本人の精神力次第で治せると思われてしまうので、
なかなか強迫性障害も理解してもらえないというわけです。

強迫性障害の辛さはなった本人にしか分からず、
周りから見れば簡単に治せるように見えてしまうのです。

 

周りの人からは迷惑になる場合も多い

先ほども書きましたが、強迫性障害は症状による強迫行為は
周りの人からは迷惑な行為となってしまうことも珍しくありません。

家族を巻き込むことがあれば、家族の人にも
迷惑と思われてしまうこともあるでしょうし、

職場で同僚に迷惑に思われることも当然考えられます。

例えば不潔強迫であれば、他の人が触った物を毎回除菌していたら
その人に不快な思いをさせてしまうでしょうし、
場合によっては周りの人にも除菌を強要して迷惑がられることもあるでしょう。

直接強迫行為が迷惑にならなくても、戸締りの確認により仕事に遅刻して
職場の人に迷惑をかけるという、間接的に迷惑をかけるケースもあります。

そんな時に「強迫性障害という病気で・・・」と理由を話しても、
残念ながら、多くの人には理解されないでしょう。

 

周りの理解よりも治すことを考える

以上のように強迫性障害という病気は、
なかなか周りの人に理解してもらえないものです。

それは私も強迫性障害で長く苦しんでいた時に痛感したことです。

なかなか強迫性障害を理解してもらうのは難しいのが現実ですし、
理解してもらうことを考えるよりも治療により治すことを考えるべきかもしれません。

幸い強迫性障害は治療により治すことが可能な病気ですし、
まずは病院で受診するなど早く治療に取り組むようにしましょう。

強迫性障害を自分で治す

治るまでは辛い思いをすることもあるかもしれませんが、
早く治してまた普段通りの生活に戻れることを信じて頑張りましょう^^