今回は強迫性障害(強迫神経症)の本人よりも、
家族や恋人など周りの人に向けた記事となります。

強迫性障害の家族の協力や抑止について書いてみます。

 

無理にやめさせようとしない

家族に強迫性障害の人がいると、強要されたり巻き込まれることで、
疲れてしまったり大変な思いをしている人もいると思います。

何とかやめてほしいと思うかもしれません。

しかし、無理にやめさせようとすることは
かえって強迫性障害の症状を悪化させる原因となりやすいです。

強迫行為を抑止したり否定したりすると、本人の不安が強くなってしまい
強迫性障害が悪化してしまいやすいのです。

強迫性障害 やめさせる

自分の為にも本人の為にも「やめさせたい」という気持ちは分かりますが、
やめさせようと抑止しても強迫性障害は治りません。

強迫行為を抑止することだけでなく、強く注意したり
やめられないことを叱ることなども逆効果になりがちです。

 

パニック状態になったり乱暴になることも

抑止することは強迫性障害の悪化に繋がるだけでなく、

抑止することで本人が
パニック状態になったり乱暴になることもあるので注意が必要です。

強迫性障害の併発でパニック症候群になる人もいますし、
無理にやめさせようとしたことにより本人に暴力を振るわれるケースもあります。

こういったことで家族関係など人間関係を悪くすることもあるので、
やはり無理にやめさせることはおすすめできません。

 

やめさせるより治すことを考える

強迫性障害は周りから見れば本人の意識次第で
簡単にやめることができそうに見えるものなのですが、

実際は本人もやめたいと思っていてもやめられないものです。

それはやはり病気だからなのであって、まずは周りの人も
強迫性障害という病気の症状であることを理解することが大事です。

つまりやめさせることを考えるのでなく、
強迫性障害を治すということを考えるべきなのです。

やはり強迫性障害を治す為には治療が必要ですし、
いかに本人に治療に取り組んでもらえるかが大事になってきます。

とにかく抑止することは治療とはならず悪化の原因になるので
無理にやめさせると考えることはしないことが大切です。