強迫性障害の症状のタイプには溜め込み型や収集強迫とも呼ばれる、
ごみが捨てられないというタイプの人もいます。

強迫性障害 ごみが捨てられない

今回は強迫性障害のごみが捨てられない症状についてです。

モノが捨てられないとかごみがすてられなくて、
家や部屋がゴミ屋敷のようになってしまう人がいますが、

そういった人は強迫性障害の疑いがあります。

強迫性障害ではなくアスペルガー症候群など発達障害の人でも
ごみを捨てられないということはあるので断定は出来ませんが、
強迫性障害の症状ということも少なくありません。

 

「必要かも」という強迫観念で捨てられない

強迫性障害の溜め込みや収集癖は
自分でも必要ないものだと思っているのに捨てることができず、
それが部屋に溜まっていってしまいます。

捨てようとすると

「必要なものかもしれない」

「大事なものがまぎれているかもしれない」

というような強迫観念が浮かんでしまい捨てられません。
それにより収集、溜め込みという強迫行為におよんでしまいます。

あるいは捨てたものを

「必要なものを捨ててしまったかもしれない」

という不安で悩まされたり、
道に落ちていたり外に捨ててあるものを

「これから必要になるかも」

という感じで気になってしまい、
場合によっては収集してしまうという人、ケースもあります。

 

強迫性障害と思われないことが多い

こういったごみを捨てられない人の多くは強迫性障害と理解されず、

「収集癖のある人」

と思われたり、ただ単に

「ごみが捨てられない人」

などと思われるだけで、強迫性障害という病気が原因だと
認識されるず、本人も強迫性障害だと気付かない人も多いです。

ただのクセと認識されても、度が過ぎてしまえば生活にも支障が出ます。
そして病気であるために自然治癒することなく治療しないと簡単には治りません。

病気だと認識しない為に家族が勝手に捨ててしまうことで、
パニックになったり家族間であつれきが生じることも珍しくありません。

 

病院で受診してみる

ごみが捨てられない、収集癖に悩んでいる人は一度病院で受診してみることをおすすめします。

最初にも書きましたが、こういった症状は強迫性障害だけでなく
アスペルガー症候群やADHDなどでも見られる症状のようです。

なかなか本人の意思だけでは治らないものなので、
一度病院で受診してみて治療に取り組むようにしましょう。

強迫性障害を自分で治す

治療によってごみが捨てられるようになったり、
収集癖が治ることも十分にあり得るので一度診察してもらいましょう。