強迫性障害は理解されない中で、
どう向き合いどう克服すればいいのでしょうか?

強迫性障害の症状・タイプとして多い、
不潔恐怖(潔癖症)を例に書いてみます。

強迫性障害 潔癖症

強迫性障害になる人は増えても、
まだまだ知らない人は多いですし、

「理解してもらえない」
ということが殆どです。

特に不潔恐怖や洗浄脅迫というタイプは、
「潔癖症」と片付けられ、

冷ややかな目で見られて
しまうことも多いようです。

強迫性障害を知らない人はまだまだ多い

強迫性障害を知らない人、
不潔恐怖を理解できない人、

がとても多いというのが
よく分かる記事を見つけました。

元はYahooニュースだったのですが、
記事がなくなってしまうので、
転載されたページをご紹介します。

本郷奏多、潔癖過ぎて小銭持ち歩かず お釣りは募金の驚き日常

この記事そのものよりも、
コメントを読んでみると

潔癖症・不潔恐怖は理解してもらえない

ということが良く分かります。

本郷奏多さんが強迫性障害なのかは
この記事を読むだけでは断定できませんが、

症状だけを見れば、強迫性障害の
不潔恐怖のタイプの一種と同じと言えます。

強迫性障害 潔癖症

そしてその反応として

「知識不足」

とか

「ここまでくると病気だな」

というニュアンスの
コメントが本当に多いです!

例えば「ここまでくると病気だな」というのは、
強迫性障害を知らないからこそ出てくる言葉でしょう。

知っていればこんな嫌味な書き方はしないでしょうし、
「強迫性障害だな」というような言葉となるはずです。

強迫性障害は正しい知識を知れば治せるものではない

まず、
強迫性障害は正しい知識をしれば
治せるほと簡単な問題、病気ではありません。
(正確に言えば精神障害や精神疾患と言われます)

例えば不潔恐怖のタイプであれば、

「小銭には雑菌が多いから触れない」

というような恐怖がある人が、

・小銭以外の物でも世の中雑菌だらけ

・人間の体にも沢山の菌がいる

というような知識を知ったところで、
簡単に小銭に対する不潔恐怖は消せないのです。

強迫性障害 不潔恐怖

上で紹介した本郷奏多さんの記事の
コメントにも、多くの人が知っている知識を
得意げに書いて

「こんなことも知らないんだろうな。
 だからこんな潔癖症なんだろう。」

というような、完全に間違った
認識をしている方が本当に沢山います!

実際は潔癖症の人も強迫性障害の人も、
本人自身が

「こんなことをしても無駄なのは分かっているんだけど・・・」

「こんなことしたくないんだけど、
 強迫観念が浮かんでやめられない」

というように、
自分でも「無駄なこと」と理解しても
やめられない、恐怖が消えない

という人が本当に多いのです。

強迫性障害 不潔恐怖

本郷奏多さんだって、
世の中は菌で溢れているなんてことは、
ずっと前から知っているでしょう。

潔癖症や強迫性障害は
知識の問題ではないのですが、それを
理解していない人は本当に多いということです。

強迫性障害を知らないから理解できない

強迫性障害を知っている人であっても

「精神疾患は甘え」

みたいな考え方を持っている人はいますし、

さらに強迫性障害を知らない人は、
強迫性障害の人を目の当たりしたら

「変人」「心の乏しい人」「常識のない人」

なんていう見方をする人もいます。

強迫性障害のタイプによっても、人によっても
どう感じるかは違うと思いますが、

「強迫性障害を理解してもらえない」

ということが本当に多くなります。

強迫性障害 理解されない

理解されないだけならまだしも、
強迫性障害によって職場や学校で
いじめやパワハラを受けたという方もいるでしょう。

強迫性障害により見下されることも多い

例えば、
重度の潔癖症の人に対する反応として

「ここまでくると病気だな」

という感じの反応をする人が多いのは、
先ほどの記事のコメントを読めば
よく分かるのですが、問題は

「強迫性障害という病気の不潔恐怖というタイプ」

ということを知っている人は
本当に少ないということです。

「ここまでくると病気だな」

「病的だ」

というのは、ただ単に
その人を哀れんでいる、見下している
という場合も少なくありません。

いわゆる

「強迫性障害になってしまって大変だね。
 治療して治せるといいね。」

というような理解とは全く異なります。

私自身も、少なくても自分の強迫性障害を
理解してくれる人はいましたが、

理解してくれない人が殆どでした。

強迫性障害 理解されない

やはり、
精神疾患・精神障害というのは自分がなってみないと
理解するのは難しいのかもしれませんし、

今後も「理解してもらえない」ことが
多いという問題は続くんじゃないかと思います。

強迫性障害を治すことが大事

ながながと
「いかに強迫性障害が理解されないか」
ということを一例を上げて書いてみましたが、

実際に
「強迫性障害が周りに理解されず辛い」

と悩むのであれば、
無理に理解を求めるよりも

強迫性障害を治すことに集中する

ことが大事ですし、悩みを解決する
一番の近道になると思います。

強迫性障害を自分で治す

今でも精神病(精神疾患・精神障害)を甘えなどと
間違った認識を持っている人も少なくないですし、

そういう人を説得して強迫性障害に
理解を求めようとしても大変で、
不毛なことになることも珍しくありません。

そうするよりは、
強迫性障害を治してしまったほうが、
自分にとって一番ですし、これから
理解されず辛い思いをすることもなくなります。

ですから、治すことに集中してほしいと思います。

私も強迫性障害に長く苦しみ悩みましたが、
本田式強迫性障害改善プログラムを実践したことで、
強迫性障害を治すことができました。

強迫性障害を治す方法

自宅で自分だけで取り組めるプログラムで、
とても多くの実践者さんが
強迫性障害の克服に成功されています。

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強迫性障害を自分で治す

誰にも知られず少しの時間であっても、
マイペースで実践できるのでおすすめです。

自分だけで取り組める強迫性障害改善の
プログラムはこちらもあります。

鈴木式強迫性障害・強迫神経症改善プログラム

精神科などの病院に通院するなど、
強迫性障害を治療する方法は様々あるので、
自分に合いそうな治療法を実践してみてください。